今回は男性の中でも比較的おじさんに多い傾向。
それは“舌の硬さ”
気合いと興奮が入り混じりすぎると、力が入ってしまうのか。
キスをしていても舌がドリルのように硬くなり、相手の口に突っ込みグリグリと搔きまわしてくる。
セックス同様、キスに正しいや間違いがあるわけではない。
でもディープキスとはお互いに舌を絡めあったり柔らかい唇を楽しんだりするものであって、一方的にずっと相手の上唇と歯茎の間に舌を思いっきり突っ込んで歯と歯茎を舐め回したり、口の中をグルングルンドリルされたら相手はなす術なく引く。
どうか独りよがりにならず、力を抜いてくれ。
クンニもそう。
小さな小さなクリトリスの先端を舐めようとして力が入ってしまうのか?
舌を硬く突き出し、舌の先端でチロチロ舐めをする。
全くもって気持ちよくないし、力の入った硬い舌は痛いこともある。
自分の舌のテクニックにもう少し疑いを持って。
相手が本当に気持ちよさそうにしているのか観察したり、強さは大丈夫か聞いてみよう。
それではイクものもイけなくなる。
レッスンでは、舌が硬い人はまず一緒に力を抜いて柔らかくする練習からしているのだけれど、おじさんになるとやはり不器用。
なかなか上手に力を抜けない。
意識すればするほどわからなくなるみたいで、舌は硬い。
特に還暦過ぎたおじさん。
加齢とともに、心も舌も柔軟さはなくなるから直すのは至難の技。
そこに拍車を掛けて唾液の量も減る。
カラッカラに乾いた舌で舐められると、舌のザラザラがクリトリスにダイレクトに伝わり、とても気持ち悪い。
これではますますイクものもイけない。
攻めておいて、イけなくさせているのだから、自分の首を自分で締めているうようなもの。
無駄に舌と体力消耗するだけ。
せっかく攻めるのだから、スマートにサクッといかせることができたら、こなれテクニック感がかっこいいぞオヤジ。
会うたびに少しずつ良くなっていくと、クンニでイクのが早くなるから、男性も自分の成長が実感できるはず。
次に会うときには元の硬い舌に戻ってしまうのはもうおじさんだから仕方ない。
それでも言い続けないと、我慢している女性が一向に減らないから私は言い続ける。
コツを掴んで欲しいから毎回言うし、舌の舐める位置が良くないのではと一緒に試行錯誤もする。
舌がクリトリスに触れる位置によってだいぶ硬さも変わってくるのでそれを意識するだけでもだいぶ違うと思う。
舌が短い人や、あっかんべーをした時に舌が三角形に出る人は硬くなっている可能性が高い。
男性には挿入至上主義な人も多く、チントレも大事だけれど。
セックスとは約7割が前戯で決まると思う。
攻めも好きな人は是非舌のテクニックも意識してみて欲しい。