亜鉛・鉄分・マグネシウムに続いて、こちらも非常に大切な栄養素、ビタミンB群についてお話しします。
効率重視や合理性を求めて“マルチビタミン”や“マルチミネラル”をサプリで摂っている男性が多い印象ですが、実際には性欲と勃起と射精の循環バランスが崩れていたり、効果を感じられていないけど気休めで飲まれている方も少なくありません。サプリメントは、効果も副作用も薬と比べて分かりにくいため、異変に気づきにくいという落とし穴もあります。
飽食の時代に食費や物価の高騰、栄養バランスの基礎知識を少しでも身につけ、食生活が外食や加工食品など極端に偏っていないようなら、大半の男性が「マルチ」で摂る必要はないのではと見ていて感じます。
それよりも、特定の食品を偏り摂りすぎてED・固太り・多汗症・口臭体臭・ブレインフォグ・低血糖・糖新生・集中力の低下・スタミナ不足・過敏性腸症候群・腸カンジダ・こむら返り・吹き出物・じんましん・アレルギー・色素沈着などの治りの悪い皮膚トラブルなどなど、見た目に不調が表れている男性が多いのが実情です。
もしEDなどの悩みがある方で、魚介や海藻などを毎日何かしらで摂っていない方がいれば、アシュワガンダなどを初めとする健康マニア御用達のハーブや薬草の前に(PFCバランスの整った食事が前提で)鉄分・亜鉛・マグネシウム・ビタミンB群を順に優先してみてはいかがでしょうか?
食生活の見直しチェックリスト:
✅糖質と脂質に偏った食事をしていませんか?
✅動物性たんぱく質は「肉ばかり」になっていませんか?
✅5大栄養素で調べて、普段全然食べていないもの、逆に頻繁に食べすぎている食材はありませんか?
若年EDが悩みのお客様の中には、産まれて此の方一度も海産物全般が苦手で食べたことがないと言ってた方もいらっしゃいました。
バランスを意識しながら色々な食材から色々な栄養を摂れるように、生活習慣の改善をしてみましょう。
女性は糖質過多になりやすい食習慣の人が多い印象ですが、男性はとにかく脂質過多になっていると感じる人が多いです。勃起は健康のバロメーターです。人間は食べたものでできているので、酸化と糖化の恐ろしさをもう少し意識をして食事とペニスと向き合ってほしいです。
私自身も長年の偏食で血虚と瘀血体質が酷かったため、昨年から小麦と乳製品と植物油脂入りの加工食品をしばらく除きました。代わりに体質改善の漢方をいくつか試し、食事も鮭、イワシ、サバ、カツオ、シラス、サーモン、ししゃもなどの魚をコストコでまとめ買い&冷凍ストックし、自炊献立の一軍に入れ、副菜や椀には天草、寒天、もずく、わかめ、とろろ昆布、海苔、あおさなどを毎日コツコツ取り入れ始めました。湯船も毎日欠かさず43~4℃でアゴまでしっかり浸かり、顔から汗がじんわり出るまで出たり入ったり合計約20分、水圧をかけて浮遊することで血管拡張トレーニングも毎日行いました。朝にシャワーして、夜は髪も体も洗う元気がなくても夜は必ず浸かる習慣をつけました。
題して血液浄化作戦と血管強化作戦です。
おかげで筋トレだけでは改善しなかった血行不良が、3ヶ月くらいした頃から顔色やくちびるや舌の色、全身の温かさなどで血の巡りを体感しました。副産物としておでこの生え際から産毛が生えてきたり、髪にハリコシが増え、軟弱だった爪に厚みと硬さが増して丈夫になりました。
運動も食事も入浴もすべて生活習慣を見直すことで、安定した勃起と健康に必要な初歩的、基本プロセスです。
そんな大切な生活の基本の見直しを吹っ飛ばし、最先端の高額な美容や医療にお金かけている人は結果的にタイパもコスパも悪くなってしまいます。
さて、ここから本題のビタミンB群の話です。
ビタミンB群の重要性については、まだまだ気が付いていない人も多く、ここ数年セックスライフコーチとしてたくさんの男性の食習慣を聞いていて、ビタミンB群がなんだかんだ素晴らしい欠かせない栄養素という話で共感し合えたお客様は某企業の社長様おひとりだけでした。
疲れが取れない…そんなときはB群を
特にB1、B2、B6は、疲労回復や滋養強壮の栄養剤やドリンク系に必ず入っています。
リポビタンDやヘパリーゼやアリナミンなど、ニキビや肌荒れや脂質の代謝や口内炎などで有名なチョコラBBやQPコーワなどにも。にんにく注射や点滴などにも成分を調べるとビタミンBが必ず入っています。風邪の引き始め時などに飲む栄養剤などにも含まれていますね。カフェインと過剰な糖で致死率要注意なエナジードリンクにもビタミンB群が入っています。
ビタミンB群の数字でピンとこない方は栄養素の名前だけでも覚えておけばサプリ選び時の参考になります。
例えば、ビタミンB7は別名だとビオチンとかビタミンHとも呼ばれるため、知らないと覚えられませんし、重複して過剰摂取になるのも回避できます。
市販の栄養ドリンク剤などは、しっかりと原材料や成分や添加物など確認しないと、糖とカフェインでここぞという時の短時間勝負用で、シュガーハイ+カフェインで無理に出したドーパミンは”命の前借り”に匹敵します。
あとから強烈な疲労感とイライラのツケが来ます。完全に薬物や酒の依存症と同じ神経回路ですね。
B1、B2、B6は特に3大栄養素である炭水化物と脂質とたんぱく質の消化と代謝のサポート。外食など普段から食事量が多い人と、真逆の食の細い人のどちらにも効果を実感できると思います。食事ってそれくらい何を食べるかで消化疲労の負担が変わるのです。
私自身も糖と脂質を摂りすぎた日の翌朝は起きるのもだるかったり、睡眠時間が10〜12時間必要になります。自分に合った適正量にすると8〜9時間でも回復できるので消化の悪い食べ物と、エネルギーと摂りすぎは良いことないです。小さい頃からロングスリーパーでしたが、まさか食べ物の消化にエネルギーを費やして体力の消耗が激しくなっていたとは思いもしませんでした。風邪気味や疲労が激しい時に揚げ物や炒め物なんてもってのほかです。消化に良い物を食べる思考を持つことも大事。
なんとなくでサプリを毎日常用するのではなく、しっかり睡眠を取っていても翌日まで疲労が残りやすい時、疲れがなかなか抜けない人、セックスをする元気がない人などは頻度を工夫して一度試してみても良いかなと思います。
ビタミンB群 | 主な働き | 多く含まれる食品 |
B1(チアミン) | 炭水化物代謝、脳神経サポート | 豚肉、玄米、大豆、海苔 |
B2(リボフラビン) | 脂質代謝、皮膚や粘膜の健康 | レバー、うなぎ、海苔、卵、納豆、牛乳 |
B3(ナイアシン) | エネルギー産生(ATP)、血行促進、脳神経の活性化、皮膚の健康、血管拡張、コレステロール改善、アルコール代謝、鬱や不眠や不安症などの精神神経障害、成長障害 | きのこ、まぐろ、カツオ、イワシ、ささみ、タラコ、ピーナッツ |
B5(パントテン酸) | ホルモン・神経系サポート、抗ストレスホルモン、PFCの代謝、副腎皮質ホルモンの合成 | レバー、卵黄、アボカド、魚介類、キノコ類、豆類 |
B6(ピリドキシン) | たんぱく質(アミノ酸)への代謝、PMSや神経症状に関与、セロトニンやドーパミンなど神経伝達物質の合成に必須な補酵素 | 鶏肉、にんにく、さつまいも、玄米 |
B7(ビオチン) | 皮膚、粘膜、髪、爪などの健康維持、アレルギー症状の緩和、欠乏するとアトピー性皮膚炎、湿疹、ニキビ、皮膚炎、脱毛、白髪などの症状 | キノコ類、卵黄、ナッツ、豆類、アーモンド、レバー |
B9(葉酸) | 細胞分裂・妊娠期に重要、胎児の発達障害リスクや神経管閉鎖障害(脳や脊髄の異常)の予防、造血作用 | 濃い緑の葉野菜、ブロッコリー、豆類、レバー、玄米、海苔、わかめ、ホタテ、蛤 |
B12(コバラミン) | 赤血球の生成、自律神経や精神の安定、記憶力や集中力の向上、末梢神経障害、精神神経障害 | 魚介類、特に青魚、レバー、肉、卵、海藻(※植物性食品にはほぼない) |
鬱や双極性障害などの精神疾患通院中の方のカフェインと砂糖の依存率がかなり高いです。考え事ばかりしていると脳が甘いものを欲します。心の疲れには逆効果。体が疲れていると勘違いして頑張りたいから飲む、飲むからさらに心が疲れるの負のスパイラルです。結果脳がバグを起こします。
実際お客様だけでなく、メンヘラ界隈や精神疾患持ちのアカウントなどの食事記録をよく見漁っていますが全員該当しています。
本気で恐ろしい話ですが、行きつけの心療内科の入り口にある自動販売機には甘いジュースしか売っていません。待合室の患者さんでお水やお茶のペットボトルを持っている人なんてほぼ皆無。
男性は体の体力がある分、動けてしまうから、心の気力不足に気づきにくい傾向にあるように感じます。虚弱体質の男性の方が早々に無理が効かなくなるのが分かるようで、日頃から自然と養生習慣が身についている方はED無縁のようです。
外食習慣のある人で健康寿命が長い人は見かけない——
自炊をしていても炒め物や揚げ物が多い人も同様。
外食頻度多め、スーパーやコンビニの惣菜や冷凍食品や加工食品多めの人。1日1回は外食や加工食品を食べている人は多い方だという自覚を持ってください。生活習慣病の予備軍に入っている人はED率も高いですし、その先の血液や血管に問題のある糖尿病や高血圧などの持病持ち率高いです。流行病以降、勃起の悩みのある方はテレワークや在宅勤務の方に多いです。デスクワークでも出社をするだけでしっかり運動になっていることを実感します。
食が細い人も大食いの人も質的な栄養バランスが崩れているので、特に3大栄養素であるPFC(炭水化物、脂質、たんぱく質)の代謝と消化のサポートをしてくれるB1、B2、B6が必要じゃないかと感じます。
ラーメンやインドカレーや唐揚げなどの油っこいものが大好きだと言っていた人で、しょっちゅう口内炎ができていた人がいますが、脂質の代謝や皮膚粘膜の保護に効果のあるビタミンB2が 不足もしくは代謝が間に合っていないと考えると納得です。
- ナイアシンフラッシュ(血管拡張)の副作用が気になる方は、まずはナイアシンアミドから。
- ATP産生、発達障害などの成長障害、精神などの神経症、感覚過敏(聴覚・視覚・味覚・触覚・嗅覚)にも期待できます。
- ナイアシンはスキンケアなどの美容液でも流行っています。
実際HSPのせいなのか、神経質で一生苦しむのかと思っていた性格と聴覚と視覚と味覚がかなり和らぎました。
ナイアシンアミドのおかげで、飲食店での賑やかな他人の笑い声に耳が痛いと感じたり、ノイズキャンセリングイヤホンがないと救急車や消防車のサイレンの“音が痛い”とか、朝日や夕日はサングラスがないと“光が痛い”と感じたり、椎茸や葉野菜の芯やグミなどといった“グニグニ”“シャクシャク”など変わった食感とニオイの食べ物が受け付けない体質でしたが、目や耳はかなり痛いと感じる辛さがマシに変わり、食感の不快感もすっかり無くなりました。
感覚過敏と感覚鈍麻は一見対極で無関係な印象ですが、脳が興奮しやすい早漏or脳が俯瞰的思考で興奮しにくい遅漏、全身超敏感で全身リップをされるとバタンバタン暴れ動いてしまう人or亀頭一点集中派で全身の反応が薄い人は、ナイアシンアミドまたはビタミンB群を試してみてほしいなと内心思うことがよくあります。
ちなみに、シャワー中にペニスを触れられて、気持ち良いの感覚が度を超えて腰が退けてしまう方がたまにいらっしゃいますが、感覚過敏か、または尿路感染症系を疑います。経験と直感でレッスン中に2〜3回以上トイレへ行くなどの方には泌尿器科へ促すと高確率でビンゴです。風俗で珍しく基本が3時間コースだから、たまたま気がつけるのかもしれませんが。30代前半の童貞の方でペニスの正しい洗い方をしていなかったせいで尿道炎になっており、トイレが近いことが普通になっていた方もいます。ペニスの悩みは心因性や器質性だけでなく、正しいフォームで動けているか、または脳の神経系か感染症かなどの視点での定義を持って接すると、より原因と対処法が見つかりやすくなります。
ADHDとASD持ちの私自身、神経発達症である発達障害の治療にもナイアシンが有効と知り、約3年前にナイアシンのフラッシュフリータイプから始めました。
そもそも重度でなければ発達障害は脳神経の発達が定型発達の人に比べて10年程度遅れているだけ。成長がゆっくりなだけなので、発達障害30歳成人説という言葉を見かけた時は、すごく腑に落ちました。
フラッシュフリータイプのB3で問題なかったので、ビタミンB群のサプリも取り入れたのですが、たまたま就寝前のやや空腹時に飲んだら、みるみる全身が熱く火照る感覚がありましたが、サツマイモを少し食べたら(ダイエット中だったのでたまたま間食が芋だった)落ち着きました。
脳や感覚など神経系の悩みをお持ちのお客様には、分子栄養学の見知からビタミンB群のサプリ(特にナイアシンB3)の話をしてみたり、東洋医学や食養生の見知からは過剰になると神経毒になる植物油(オリーブオイルなどの液体油)と加工品に多い植物油脂を控えるようにも伝えています。
私自身、30代は被害妄想も被害者意識も強く、徐々に2年ほど前まで幻覚なのか霊感なのか分かりませんが、見えないはずのものがよく視界に入るようになってきていた時期がありましたが、去年夏から植物油の摂取を数ヶ月やめてからはすっかり見えなくなったので、今思えば統合失調症予備軍になりかけていたのではないかと思います。お客様の中にも、失言やひとこと余計が多いタイプでいつも相手に不快にさせたり怒らせてしまう男性がいたり、マッサージで植物油を好んで使用していたお客様の皮膚炎もこれが原因ではないかとたまたまとは言えない、仮説でもかなり辻褄があいます。
何事も摂りすぎても毒、摂らなさすぎても毒です。
EDだけでなく、神経系も精神系も臓器の病気もある日突然なるものではなく、10年単位で徐々に蝕まれていく途中で、自分の異変にいつ気がつけるかが重要だなと思います。
現代人の病気のほとんどが食源病であると、自分のたくさん抱えていた不調のほとんどが寛解したことで痛感します。ちなみに食養生の習慣を身につけてから、たまに2日続けて脂質過多の外食をすると、小指と膝の関節が痛むということがわかったので、結果的に自炊習慣を身につけることができました。というか、身につけざるを得ないとでも言いますか。関節リウマチを発症する前に原因に気がつけて、本当に運が良かったと思います。
薬やサプリなどの効果を感じやすい体質の人は、ビタミンB群を就寝前に飲むと元気が出過ぎて寝付けなくなった人もいるので、半錠から取り入れてみたり、国が定める1日の摂取量をしっかり把握するなどして自分の適量を知ること、朝起きて疲れている時や、糖や脂質多めの外食時の食後に飲まれるなど、サプリを常食せずに補食の工夫をしてみても良いかもしれません。
食事でビタミンB群を補うなら——
価値観も様々ですから、サプリに不安を感じる人も一定数いらっしゃいます。サプリ以外、食事でビタミンB群を取り入れる時は、レバーやうなぎ、玄米、豚肉、ニュートリショナルイースト辺りを私は意識しています。
ニュートリショナルイーストは乳製品を完全に止めていた時に、海外ではビタミンB群の補助食品として、栄養失調になりやすいヴィーガンの方々御用達とのことで知りました。私は自宅での乳製品を控えているので代用品として今も豆乳クリームパスタやシーザードレッシングの粉チーズ代わりに愛用しています。あとは玄米をお勧めしています。玄米の栄養価と美味しさに目覚めたら、白米が物足りなく感じてきます。特に玄米の糠や胚芽はスーパーフードで、サプリにもなっているくらいの高栄養価。捨ててしまうなんて勿体無いと思いませんか?わざわざ精米して栄養の少ない白米を食べて、わざわざ高いお金を払って栄養サプリメントを買う矛盾に違和感を感じませんか?
『江戸わずらい』を聞いたことがありますか?
江戸時代に白米が流行り、ビタミンB1の栄養不足により脚気が増えたという病。玄米や雑穀を食べることで自然と治ったそうです。
お米が主食の日本人にとって、炭水化物の代謝に必要なビタミンB1が不足することで江戸時代では脚気、令和時代では副腎疲労が増加。
いつの時代も食が不調の原因を教えてくれます。
とにかく栄養はバランスが大事です。
日本人にとって、毎日3食欠かさず食べても病気にならない食べ物で、むしろ食べた方が健康でいられる食べ物ってお米と味噌汁くらいではないでしょうか?
一見主食メンバーとして並ぶパンも麺もパスタもお米の代わりには成り得ません。
私自身の経験でも20代の頃、毎朝パンだった時はしょっちゅう風邪をひいて慢性疲労が抜けず、休日はゴロゴロ寝て休息する日が頻繁に必要な体質でした。
2〜30代の若年EDの悩みのお客様の中には朝ごはん食べない系とパン食率が高いです。
朝ごはんに米と味噌汁など和食を食べている人で不健康や不調を抱えている人は滅多に見かけないですが、男女ともに朝食抜き派とパンや果物やヨーグルトなどのインスタ映え飯的な洋風朝食の人に不調持ちの人が本当に多いです。
当人無自覚でもこちらから見て不調が出ている男性で、毎朝パンやヨーグルトが習慣になっている人には食習慣の改善をすすめています。パンやコーンフレークなどの朝食の人には代わりにゆで卵を食べてもらい、どうしてもパンが食べたかったら夜に食べるよう促す。それだけで若年ED治った人もいます。
運動と睡眠とストレス対策も然りで、どれかが欠けてもなんとなく不調が遅かれ早かれ出てきます。男性は全体的に体力があるから無理が効いてしまいがちで、日常であまり養生しないから短命で、自死率も高く、ある日突然ガクッと精神疾患もきやすいようです。 そうならないためにも自炊頻度を上回る外食頻度は改めていきましょう。
鉄不足はゼロヒャク思考にも陥りやすく、鉄の効果は判断力、集中力、幸せホルモンのセロトニンの生成にも必要です。11歳の初潮から希死念慮があった私の鉄不足も、思春期頃からの女性に多い摂食障害や産後うつなどもこれで説明がつきます。
すぐ無理ですという人もいますが、今日も元気でご飯も美味しくてED不安もなくいつでもセックスできて幸せだ!!と感じられる日々を目指したければ、もっと柔軟にできることから始めてみてほしいです。それにはとにかく極端に陥らないバランスと柔軟な思考が大事です。
『脳腸相関』を意識する——
腸内環境が整えば、脳神経への栄養供給もスムーズになります。
ヒポクラテスの言葉にある通り、「すべての病気は腸から始まる」と言っても過言じゃないです。
『五大栄養素』を意識する——
心身のコンディションをベストに保つために、まずはたんぱく質で体が作られ、血(栄養)を運ぶために鉄分を意識し、次いで亜鉛・マグネシウム・ビタミンB群が必要です。
昔、『美味しいものは糖と脂質でできている』なんてトクホのお茶のCMやっていましたよね。偏って糖と脂質ばかりの食事にならないように。
特に男性の油脂依存に陥っている自覚がない人が相当多いです。
油は前立腺癌や男性ホルモンを低下させると言われています。
手の込んだ料理ではなく、ただシンプルに素材の滋味深い味こそ心が必要と感じるホッとする幸せの美味しさであることに気がついてほしいです。
心を亡くすと書いて”忙しい”と書きます。
頭で考え事をしすぎて脳疲労を起こし、無視されてきた心が苦しくてどうしたらいいか分からないと辛い状況に陥っていませんか?
忙しすぎると加工食品に頼りがちです。
加工された食品ばかり食べて、愛情とか好きとか人を慈しむ温かい感情を忘れてしまっているように見える人も増えました。自分も加工されていない食材から命の恵みに感謝して”いただきます”という感情が芽生えてから、長年枯渇していたセロトニンがドバドバ出てきました。幸せホルモンは誰かに出してもらう物じゃない、自分で出す物だと気がつくことができました。
植物油をコクとか、甘みを旨味とか、加工食品に慣れて味覚が麻痺して勘違いしていませんか?
亜鉛で味覚の正常化も大事ですし、仕事で疲れて面倒くさくて動けない人はマグネシウムとビタミンB群を摂取して、自炊を少しでも始めるための疲労回復という意味でもまずは生活習慣をきちんと正すために、栄養補助食品のサプリメントを提案させていただきました。元料理人の私でも自炊9割の生活をやっと定着させて1年、苦節5年かかりました。
参考までに自分が試してきたビタミンB群サプリです。
最後に、私の過去と向き合ってきた経験から言えること——
副腎疲労で動けなくなって会社をクビになり、風俗嬢になってからの約10年。
当時、毎朝パン食で昼ごはんは毎日自炊の白飯おにぎりと豚汁のルーティン。
副腎疲労に始まり、SIBO、IBS、腸カビ、リーキーガット、ブレインフォグ、自律神経失調症、幻覚、躁鬱の状態、カンジダ、脂質異常、糖代謝異常、糖尿予備軍、脂肪肝、高血圧、貧血、低血糖、咳喘息、子宮疾患、無茶食い症、BMI34の超肥満、坐骨神経痛、関節痛、過眠症などなど。
病院に行っても原因不明で治らない。
人からの貴重な助言を頼りに調べ、全身が鉛のようで重く動けなくて寝たきりみたいな人生を過ごしていた時は、ひたすら本要約系の動画で健康を学び、分子栄養学を教えてもらってからはようやく起き上がって動けるまでに回復。そして仏教に始まり、哲学、心理学、分子栄養学、解剖学、神道、江戸歴史、東洋医学、食養生、専門医や自然療法系の本などなど。とにかく右にも左にも東にも西にも偏った知識に陥らないように、バランスを保つため、ひたすら数百冊は心身の健康のために必要な本を読みまくりました。
お陰で上記全て生活習慣病なので、薬に頼らずに自分で人体実験しながら寛解させることができました。今では心理テストみたいな質問だけで、人の未病の原因となっている食べ物がわかるまでに成長しました。
自分が苦しい時は自分のことしか見えていませんでしたし、見る余裕なんてものもありませんでした。今は健康になったことで視界が開け、周りに同じような症状で辛い思いをしているや、未病状態にすら気がついていない男性がたくさんいることに気がつきました。
原因や理由、改善方法さえ皆知っていれば、我慢も根性論なんてものも不要ですし、甘えでもありません。
鉄とマグネシウムとビタミンB群の3本作、最終編は長くなりすぎましたね。
私自身が、10年の引きこもり人生から自分を取り戻せたきっかけが、たんぱく質→鉄分→ビタミンD+亜鉛→ナイアシン→ビタミンB群→マグネシウムでしたから、つい熱量がこもってしまいました。
結局、何が言いたかったのか分からなかったという方向けに簡単にまとめると——
⭕️睡眠と栄養(ビタミン&ミネラル)と運動のバランスが結局大事。
⭕️その3つを意識していても改善しない不調は、たんぱく質不足と精製糖質と植物油の摂りすぎを疑え!
薬剤師ではないので、サプリや漢方などを直接勧めることはありませんが、EDや副腎疲労などの体質改善のための運動メニューや食事メニュー、自炊習慣と平日時間がない人向けの自炊を習慣化する簡単方法は説明可能です。
自分で考えて調べる力をつけたい方には健康リテラシーを上げる方法も説明可能ですので、気軽にレッスンで聞いてくださいね。
この10年でペニスの弱体化が低年齢化しているように感じるので、健康寿命を上げるべく、つい長くなってしまいました。疲労回復とED体質改善のため、日本の精子を元気にしたい!!という思いから、栄養面のアプローチについて熱い気持ちが伝わりましたら幸いです。
セックスライフコーチ*曼荼羅*